March 25, 2007

Cat's Cradle

猫のゆりかご

まず、Asa Breedはエイサ・ブリードと訳されていた。
でもこれは単に英語読みにしただけじゃないかと。実際Asaなんて単語は英語にないし。ま、Asa Breed自体は物語に深く関わってこないキャラクターだったけど…。しかもあまり好きになれなかった。

『猫のゆりかご』は、私的に好きな種類の、いわゆる、というか文字通り世界の終わりの物語。アハ。
人間の悲しき特性が皮肉たっぷりに描かれていた。
でもちょっと皮肉の度合いが過ぎるというか、救いがなさすぎるというか、皮肉にしても全体的に暗すぎ。原書だともう少し軽いノリらしいので、その辺伝わらなかっただけなのか。ボコノン教も笑い飛ばすにしてはしょーもなさすぎるというか。

"猫のゆりかご" ハヤカワ文庫
カート・ヴォネガット・ジュニア (著), 伊藤 典夫 (翻訳) Pg.66

26 神とは
「ハニカー博士とはお話しになったことはありますか?」と、わたしはミス・フォーストにきいた。
「ええ、ありますよ。しょっちゅうお話ししたわ」
「ご記憶に残っていることはありますか?」
「そういえば、博士がこうおっしゃったことがあるわ。絶対に真であることを一つでもあげてみろ、何もあげられないだろうって。それで、わたしは言ったの。"神は愛です"って。」
「博士の答えは?」
「こうおっしゃったわ。"神とは何だ?" "愛とは何だ?"」
「フム」
「でも神は愛ですよね」とミス・フォーストは言った。「ハニカー博士が何とおっしゃろうと」

投稿者 elektr0pank : 2007年03月25日 01:22

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